Karaki Project

「カラキ・プロジェクト」 への取り組み

琉球王朝時代から重宝されていたカラキ保全のため
クガニキッチンは「カラキ・プロジェクト」に取り組んでいます。

クガニキッチンと大宜味村は平成28年度から「カラキ活用推進プロジェクト事業」を実施中です。大宜味村と大宜味村カラキ活用推進協議会が一体になってプロジェクトを推進しています。

優良苗の育成と植樹
―農林業の振興―

プロジェクトは「優良樹の苗木づくり」と「商品開発」を両輪としています。味・香りの優良な系統だけを母樹として、挿し木苗を育てています。
生長した苗木は農家へ配布し、農地へ抵触します。乾燥葉と粉末の原料として葉を収穫・販売することによって、農家の収入が向上することを目指しています。
令和元年度には県内で初めて優良樹のみの定植を行いました。

乾燥葉・粉末の開発

収穫した葉を乾燥葉と粉末に加工します。
乾燥葉は味と香りの良い原料となります。さらに粉末にして、主に洋菓子、和菓子など食品の素材として販売していきます。
葉を利用した大宜味産「カラキ」の味と色と香りは従来のシナモンのイメージを一新するものとして、沖縄自生の植物による沖縄生まれの新食材として大いに期待されるところです。

琉球大学と連携した成分分析

商品開発にあたっては琉球大学と連携して、カラキの有用な成分の分析をさまざまな角度から進めています。

カラキ粉末を活かした食品の開発

大宜味産「カラキ」は乾燥葉と粉末、それ自体が特産品の地位を目指すものですが、さらに味と色と香りを活かした食品などの開発を目指しています。
カラキ協議会の会員による試作品、北部農林高校・辺土名高校の生徒による試作品、県内の企業による試作品とさまざまな試みを行っています。
将来的は、村内外の広範な企業と連携しながら大宜味産「カラキ」の商品開発をめざしていきます。

カラキ商品例
サーターアンダギー
カラキ茶
カラキ飴
カラキソイミルクキャラメル
カラキサブレ(おかし工房よみたん)