カラキについて
カラキとは沖縄本島北部地域に自生するクスノキ科の常緑樹で、この地域では木の根を使ったカラキ酒が作られ親しまれています。
また、この木の皮をおやつがわりに噛んでいたという話も年配の方からお聞きします。
カラキは、オキナワニッケイ(学名 Cinnamomum siebolbii)というシナモンの一種です。
500年以上も昔、現在の沖縄県は「琉球王国」という琉球諸島を中心とした独自の王国を築いていました。
琉球王朝時代の林野は1736年以降、杣山(そまやま)と里山(さとやま)に分けられ、杣山は主に王府御用達の「木」の生産地として位置づけられました。杣山の多くの樹も奥は大切な用木として扱われ、商売はすべて禁止。密売を防ぐための番人がつくほど厳しく取締りが行われていました。
その樹木の中のひとつが「カラキ」です。
カラキは古い昔から、樹皮・根皮は薬用、香辛料として、桂皮を加工し桂皮油(けいひゆ:シナモンオイルのこと)として、またその木材は下駄や器具の材料としてさまざまな形で王府御用達の貴重な木として重宝されていました。
クガニキッチンは杣山の耕作放棄地を活用し、カラキの植林を行っております。
クガニキッチンのカラキの原料は、かつての杣山(そまやま)付近に古くから自生していたカラキを増やし、自社農園にて栽培している「栽培カラキ」の葉を使用しています。
また、カラキは現在準絶滅危惧種に指定されており、その保全活動もおこなっています。
シナモンリーフの甘くスパイシーな香りには刺激作用があると考えられており、高揚感をもたらす香りであるとも称されています。刺激・高揚作用によって心に活力を与えることで気持ちを前向きにします。現代社会のストレスや精神的な疲労による神経衰弱の軽減、神経が過敏になってしまっていることで起こる不安・心配・そわそわ感などの軽減にも効果が期待できるでしょう。
シナモンリーフは刺激作用によって、やる気をアップ、集中力をアップさせる効果も期待できますので、勉強中や仕事中の香りにもおすすめです。
そのほか過去の後悔や悲しみを引きずってしまう方、孤独感を感じやすい人のサポートに良いという説もあります。
シナモンの香りの物質です。カラキ(沖縄ニッケイ)には葉っぱにもシンナムアルデヒドが多く含まれているのが特徴です。
末梢神経の拡張、血流増加、発汗解熱、温める効果が期待されています。
クローブ(丁子)などにも多く含まれる成分です。胃腸強壮や消化促進作用消化器官への働きかけに優れていると考えられています。
抗菌作用、消臭作用、鎮痛・鎮静作用、血行を促すことで内蔵を温める働きも期待されているので、胃痛や腹痛にも良いという説があります。優れた抗菌作用・抗ウイルス作用を持つ成分でもありますので、体を温める動きと合わせて風やインフルエンザなどの感染症予防・初期症状ケアにも有効とされています。
植物由来のポリフェノールです。甘味物質。
皮膚損傷治癒効果を高めるアトピー性皮膚炎などに期待されています。糖尿病の予防、2型糖尿病の血糖値を抑え空腹時に飲むと効果があると言われています。
沖縄ニッケイ(カラキ)には「カテキン三量体」が含まれています。
カテキン三量体は、新型コロナウイルス培養細胞への感染抑制効果があることが大学等の研究で分かっています。
カラキの葉を噛むと1本1本味や香りが違います。中にはまったく味がないものも。
大宜味村では味・香りの良い母樹を選抜して、挿し木で苗を育て、優良樹を育成することを目指しています。
カラキ(オキナワニッケイ)は葉に味・香りがあるのが大きな特徴です。そこで大宜味産「カラキ」は葉を利用して乾燥葉・粉末を開発しています。葉なら再生もしやすく、資源を大切に活かしていくことになります。
茶色で辛味の強い市販のシナモンとは見た目にも違いがわかる「緑色のシナモン」を開発しました!美しい緑色と甘い味、深みのある優しい香りが最大のセールスポイント。沖縄の新しい食品素材です。
カラキは古い昔から、樹皮・根皮は薬用、香辛料として重宝されていました。桂皮を加工し桂皮油(シナモンオイル)として、また、木材から下駄や器具の材料として、さまざまな形で活用されています。
1. 鍋に水1リットルを入れてガス台に乗せます。
2. 葉っぱ12〜15枚を1cm幅に切り鍋の水に浸します。
3. 火をつけお湯を沸かします。
4. 香りがしてから(沸騰してから)そのまま3〜4分ぐらい煮立たせます。
5. お湯が淡い黄金色になったら、火を止めます。
6. すぐに鍋をガス台におろして、シナモンの葉っぱを取り出してください。
(※煮立たせる時間が長い、ガス台に乗せたまま葉を取り出さないと綺麗な黄金色になりません。)
7. 熱いままでも、冷蔵庫で冷やしても美味しい!カラキ茶の出来上がりです。
1. 鍋やヤカンで1リットルから1.5リットルの水を沸騰させます。
2. カラキリーフを約5gから約10g(お好みの量)をとり、はさみなどでカットして入れます。 (抽出しやすくするため)
3. 3分から5分煎じ、黄金色になったら出来上がりです。
※煮出し終えた茶葉は早めに取り除いてください。苦くエグみが出る場合や、時間がかかると紅茶のような色になります。カラキの性質上粘性がありますが、品質上問題はありません。
1. カップに200ccほどの熱湯を注ぎ、香り、色がお好みになりましたらお召し上がりください。
抽出時間で味の変化が楽しめます。
※保存上の注意
直射日光、高温多湿のところでの保管はお避けください。虫などの侵入、移り香にご注意ください。
体質や体調に合わないとお感じになった場合はご利用をお控えください。
製品には万全を期しておりますが、万一不良、破損等があった場合はお取替えください。
開封後は、冷蔵庫に保存してください。できるだけお早めにお召し上がりください。